モバイルSuicaの不正利用被害が1000万円以上に!
携帯電話で、電子マネーSuicaを利用してショッピングや電車の利用が出来るJR東日本のサービス「モバイルSuica(モバイルスイカ)」で、他人になりすまして電子マネーを不正に使用する被害が拡大しています。
モバイルSuica(モバイルスイカ)では、会員登録の際には「カード情報」「氏名」「生年月日」などの個人情報を携帯電話に入力して送信するだけで、その後は自由に携帯電話にSuicaをチャージ出来ます。登録時、チャージの際のどちらも暗証番号の入力は不要で、入力情報の一部しかカード会社のデータと照合されていなかったとか。決済は主にクレジットカードで行われるために、不正利用に気付いたとしてもクレジットの請求が来てからになることが多いようです。
不正利用への対策
JR東日本では、1日の利用金額を2万円に制限、データ照合の項目を増やす、暗証番号の入力を要求する等の対策を取るようですが、安心して利用するまでにはもう少し時間がかかりそうです。利用する側としては個人情報をきちんと管理する、クレジットの利用明細はネット等でこまめに確認する等の対応しか出来ませんので、もう一度しっかりとしたセキュリティの見直しをお願いしたいと思います。
モバイルSuicaとは
モバイルSuicaは、携帯電話の通信機能と画面表示機能とSuicaが融合したサービスです。自動改札機に携帯電話をタッチするだけでスムーズに改札を通過出来ます。また、電子マネー機能を利用してSuicaマークのあるお店でお買いものができます。さらに、駅の券売機に並ばなくても、携帯電話の通信機能で、いつでもどこでも電子マネー(SF)を入金(チャージ)したり、 Suica定期券やSuicaグリーン券を購入することができます。電子マネー(SF)の利用履歴や残額などの情報は、携帯電話の画面で簡単に確認できます